「おかえり」「…ただいま」
結婚して5年。
夫とは最近、ろくに会話をしていない。
「おかえり」と言っても、返ってくるのは一言だけ。
テレビを見て、ごはんを食べて、寝る。
私たち夫婦は、もう“家族”じゃなく、“同居人”になってしまったのかもしれない。
「話したいのに、話せない」――会話が減った夫へのモヤモヤ
名前：千尋（ちひろ）／36歳
職業：パート勤務（事務）
もともと夫は無口な方だったけれど、
最近は本当に“会話”らしいものがなくなった。
「今日、○○さんに褒められてね」
「ふうん」
それで終わる。
私が話しかけても、上の空だったり、スマホを見ていたり。
…私って、必要とされてないのかな。
そう思うと、何も言えなくなってしまう。
友達には相談できない。みんな「仲良さそう」に見えるから
仲のいいママ友とランチに行っても、
「ウチの旦那、うるさくてさ〜」なんて笑い話を聞くたび、うらやましくなる。
私は、「うるさくてさ〜」って、言えるほど会話もない。
「大丈夫？」なんて聞かれたら、たぶん泣いてしまう。
だから、誰にも何も言えなかった。
「誰かに聞いてほしい」でも、身近な人には話せない
ある夜、夫が寝てから布団の中でスマホを見ていた。
“夫婦 会話がない 寂しい”――検索窓に打ち込んで、出てきた記事の中に
「電話相談で気持ちを整理できた」
という体験談を見つけた。
リンク先は【ココナラ電話相談】。
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恋愛や夫婦関係に詳しい占い師・カウンセラーがたくさんいることを知った。
「こんな私の話でも、聞いてくれる人がいるのかな」
半信半疑だったけど、背中を押されたように予約ボタンを押した。
「あなたは、我慢しすぎてきましたね」
選んだのは【紫乃（しの）先生】。
レビューでは「夫婦関係に悩む人に寄り添ってくれる」とあり、
優しい声が印象的だった。
「最近、夫とまったく会話がなくて…
嫌われてるのか、それともただ興味がないのか…もうわからなくて…」
私は、泣いてしまった。
初めて、声に出して気持ちを言えたことが、何よりも救いだった。
「千尋さん、すごく頑張ってきたんですね」
「彼の気持ちを、カードで見てみますね」
そう言って先生は、丁寧に占ってくれた。
「今の彼は“疲れすぎていて、外の感情に鈍くなっている”と出ています。
無関心ではなく、余裕がないんです」
「そして、千尋さんに対しては“安心できる存在”としての愛情も残っている。
ただ、それを表に出す力がないだけなんです」
「どうしたの？」って、私から聞いていいんだ
紫乃先生は続けて言った。
「男性は“家庭の安心”を最優先にして、感情を後回しにしてしまうことが多いです。
でもそれで、パートナーが傷ついていることには、気づきにくいんです」
「一度、“どうしたの？”って、穏やかに声をかけてみてください。
怒りではなく、“心配してるよ”という気持ちで」
「相手を責めずに寄り添う姿勢が、また会話を取り戻すきっかけになりますよ」
そのアドバイスを聞いたとき、
「ああ、私は“嫌われてる”と決めつけてただけだったんだ」と思えた。
「仕事、大変？」久しぶりに交わした“本音”の一言
翌日、夕飯のあと、私はおそるおそる夫に聞いてみた。
「最近、仕事忙しい？」
夫はしばらく黙っていたけれど、ふっとため息をついた。
「うん。ちょっと、いろいろ立て込んでて…」
たったそれだけのやり取りなのに、涙が出そうだった。
「大丈夫？」
「うん。ありがとう」
短いけれど、久しぶりに“心が触れた”感じがした。
相談してよかった。私は一人じゃなかった
紫乃先生の優しい声、
「それでいいんですよ」と言ってくれた一言が、今も心に残っている。
あのまま、気持ちを飲み込み続けていたら、
きっと私は「諦めるしかない」と思っていたと思う。
でも、“話すこと”で私は救われた。
▼一人で抱え込まずに、まず“話してみる”選択を
「夫婦なのに寂しい」――そんな気持ちをずっと一人で抱えていませんか？
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心の奥にある想いを、言葉にしてみませんか。
きっと、ひとつでも前に進むヒントが見つかるはずです。
