金曜の夜、化粧も落とさず布団に潜り込んだ。
デートの予定だった彼から、当日になってドタキャンされたからだ。
「仕事が長引いてる、ごめん」
たったそれだけのLINE。
それなのに、SNSを覗いたら彼は同僚たちと飲みに行っていた。笑顔でビール片手に写ってる。
「私って、魅力ないのかな……」
情けなくて、悔しくて、でも誰にも話せなくて。
気づけばまた【ココナラ電話占い】を開いていた。

今回の先生は、“ミランダ姐さん”。プロフィール写真はウィッグに大ぶりイヤリング。コメント欄には《爆笑必至の毒舌鑑定》と書かれていた。
電話をつなぐと、いきなり言われた。
「はぁい、あんた。今日、化粧して寝ようとしてない?」
「……えっ、してます」
「ダメ。肌に対してDVよ、それ」
最初からパンチが強い。でも、なんだか笑えてきた。
彼のことを話すと、姐さんはため息まじりにこう言った。
「その彼、自分が一番大事な“王様男子”ね。アンタを喜ばせる気、最初からあんまりないでしょ?」
「……でも、好きなんです」
「それって、“優しくしてくれた過去”を好きなだけじゃない?今の扱い、ヒドすぎるわよ」
ぐうの音も出ない。
でも、続いた言葉があたたかかった。
「アンタさ、自信なくしてるみたいだけど、まず自分の“女力”見直しなさいよ」
「女力…ですか?」
「そう。肌、髪、心。まず自分を整えなさい。顔色悪いまま泣いてたら、幸運も逃げるのよ」
まさか電話占いで、美容アドバイスされるとは思わなかった。でも、妙に腑に落ちた。
「まずはパックして、髪にオイルつけて、リップ塗って。『私かわいい』って鏡に言ってごらん。だいたいの男問題はそれで片付くわよ」
私は電話を切ったあと、久々に丁寧にクレンジングをした。
そして、久しぶりに鏡を見ながらこう言った。
「……私、かわいいじゃん」
涙がポロポロこぼれた。自分を取り戻した気がした。
恋に疲れた夜こそ、“自分”を整えてあげて
恋愛で傷ついたとき、自分の魅力まで見失っていませんか?
「ココナラ電話占い」には、あなたの“女力”を思い出させてくれる先生がいます。
オネエ系の先生って、ズバズバ言うけど、最後には元気にしてくれる天才。
悩んでるあなたの背中を、笑いながら押してくれます。
