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自分磨きって、誰のため?

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──恋のために綺麗になる?それとも自分のために輝く?


“自分磨き”という言葉を聞くと、なぜか少し背筋が伸びる。
ジムに通い、美容院に行き、ネイルを整えて、スキンケアを欠かさない。SNSでは「#自分磨き女子」の投稿が並び、まるで世の中全体が「アップデートされ続ける私」であることを求めているみたい。

でも、ふと立ち止まって考えるの。
私、これ誰のためにやってるんだろう?

好きな人にもっと可愛いって思われたい。
元カレを見返したい。
気になる彼に「いいな」って思ってもらえるように。
――理由はいろいろある。どれも否定なんてしない。だってそれも立派な“恋の原動力”だもの。

だけど、“誰かのために磨く私”は、時にとってもしんどくなる。
肌のコンディションが悪いと、それだけで一日がブルーになる。体重がちょっと増えただけで、自己嫌悪が押し寄せる。鏡を見るたび、「まだ足りない」「もっと頑張らなきゃ」って自分を追い込んでしまうことだってある。

それって、恋のために綺麗になってるんじゃなくて、「綺麗じゃないと愛されない」と思い込んでしまってるだけかもしれない。

私は昔、「可愛いね」と言われるためにハイヒールで無理をしていたことがある。慣れない高さで足を擦りむきながらも、“彼にとっての理想の女”でいることを優先した。でも、よく考えたら、そんなに痛い思いをしてまで付き合う恋って、果たして幸せ?

自分磨きって、本来は“自分自身が気持ちよく生きるため”のもの。
鏡の中の自分を見て「今日、いい感じじゃん」と思えたら、それだけで心がふわっと軽くなる。おしゃれを楽しんだり、美味しいものを食べたり、新しいことを学んだり――そのどれもが、“恋”じゃなくて“私”のためでいい。

恋をすることが、自分を好きになるきっかけになるなら、それは素敵なこと。でも、恋に溺れて自分を見失ってしまうなら、本末転倒。
だって、あなたの“魅力”は、誰かの視線で決まるものじゃないから。

だから、「このリップ、私が好きだから塗る」「この服、私が気分アガるから着る」そんな“自分発信のときめき”を忘れずにいたい。

とはいえ、落ち込む日や、何もかもが上手くいかないと感じる瞬間もある。そんな時は、無理に前向きにならなくていい。誰かに話して、心を整えて、また明日から少しずつ立て直せばいい。

自分磨きに疲れてしまったとき、恋に自信が持てなくなったときは、一人で抱え込まず、誰かに相談してみて。電話占いなどで、恋愛のプロに自分の気持ちを整理してもらうと、不思議と視界が開けることもある。

大丈夫、あなたはもう、十分魅力的。
磨かれたから素敵なんじゃなくて、頑張るあなたの姿が、すでにキラキラしているのだから。

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