気づけば、もう5年が経っていた。
彼を好きになってから――
きっかけは、大学のサークルだった。
明るくて、ちょっと不器用で、人の悪口を絶対に言わない人。
その優しさに、私は何度も救われた。
でも、伝える勇気はなかった。
「この関係が壊れるくらいなら、
何も言えないままでいい」
そう思っていた。ずっと。
彼に恋人ができたときも、笑って祝福した
泣かなかった。
泣けなかった。
ただ「よかったね」って笑った。
でも、家に帰ってひとりになった瞬間、
こらえていた感情が一気にあふれた。
（なんで私じゃなかったんだろう）
（もっと早く伝えていれば…）
でも、後悔しても何も変わらなかった。
だから私はまた、彼の“友達ポジション”に戻った。
彼の誕生日に、LINEを送ることが精いっぱいだった
「おめでとう！素敵な一年になりますように」
それだけ。
でも、返信が来ると、すごくうれしかった。
たった一言でも、既読がつくだけでも。
こんなふうに、毎年同じことを繰り返していた。
友達には、「諦めたら？」って言われた。
それが正しいって、頭ではわかってた。
でも心は、もうずっと前から彼に縛られていた。
「このまま、何もしないまま年を取っていくのかな」
30歳が近づいてきて、ふと怖くなった。
「こんなに想っても、なにも報われないなら」
「この想いに、意味なんてあるのかな」
誰にも言えなかった。
こんなに想ってるのに、何もできない自分が情けなくて。
悩みすぎて、泣きながらネットを見ていて、
“恋愛相談”のキーワードで出てきたのが「電話占い」だった。
最初は半信半疑だった。でも――
「ずっと片想いしてる彼がいます」
「告白するつもりはないけど、でも…苦しいんです」
電話越しに、占い師の先生に打ち明けたとき、
思っていた以上に涙が出た。
「あなたは“報われない恋”をしているんじゃありません」
「あなたの“気持ちを信じてこれた強さ”が、未来を動かす力になります」
その言葉に、私ははじめて、
この5年間が「意味のない時間」じゃなかったと思えた。
「もう終わらせたいんです。どんな結末でもいいから」
私の本音は、これだった。
このまま想い続けるのがつらい。
でも諦めきれない。
「彼には今、恋人はいません」
「今後、再び近づくタイミングが見えています」
「でも、それを引き寄せるのは、“あなたからの行動”です」
そう言われて、私は決めた。
「告白しよう」って。
はじめて、素直に気持ちを伝えた
「ずっと、あなたのことが好きでした」
「友達のままでいたけど、本当はずっと想ってました」
彼は驚いた顔をして、しばらく黙っていた。
でも数秒後、こう言った。
「……そんなふうに思ってくれてたんだ」
「ごめん、俺、鈍感すぎたね」
「実は俺も、ちょっと前から気になってたんだよ。
でも長い付き合いすぎて、どう動いていいか分かんなくてさ」
世界が、静かに動いた気がした。
▼長年片想いしているあなたへ
“言えないまま”の想い、
“届かないかもしれない”気持ち。
それでも、心の奥に残り続ける人がいるなら――
あなたの“本音”を、一度だけ見つめてみてください。
▶ココナラ電話占いはこちら
＼「この恋に意味があるのか知りたい」そんなあなたへ／
想いを手放すか、未来へ繋げるか。選ぶ勇気を一緒に探しましょう。
