「今日もお疲れさま。無理しないでね」
彼からのLINEは、いつもやさしい。
でも、会う約束は一度も決まらない。
誘えば「また今度ね」と濁される。
（…これって、脈アリなの？）
それともただ、私が都合のいい存在になってるだけ？
メッセージのやりとりは続く。
でも、関係は一歩も進まないまま――
最初は、うれしかった
マッチングアプリで出会って、すぐに意気投合した。
返信も早くて、テンポも合って、毎晩のようにメッセージが続いた。
最初に電話した夜は、眠るのが惜しいくらい楽しかった。
（もしかして、この人とうまくいくかも）
そんな予感がした。
でも、あれから2ヶ月――
一度も会っていない。
「忙しいから」は、いつまで？
仕事が忙しいのも、疲れているのもわかる。
無理に会おうなんて言えない。
でも、私から誘わなければ会話は終わるし、
何かを提案しても「ごめん、予定が…」と濁される。
（だったら、なんで優しくするの？）
（こんな中途半端なやさしさ、余計に苦しい）
彼の“気持ち”が見えなくて、ただ不安だけが積もっていく。
期待して、落ち込んで…それを繰り返す日々
「好き」なんて言われたことはない。
でも、「嫌い」とも言われていない。
やさしいけど冷たい。
近いようで遠い。
このまま想い続けていいのか、もうやめた方がいいのか――
自分の感情すら、よくわからなくなっていた。
どうしても、彼の本心を知りたくて
深夜2時。
眠れずにスマホを握りしめて、
「彼の気持ち 本気かどうか 知りたい」と検索した。
そこで目に留まったのが、「ココナラ電話占い」だった。
口コミを読みながら、（怪しくないかな…）と半信半疑のまま、
でも“誰かに背中を押してほしい”気持ちが勝った。
「彼はあなたに好意を持ってはいますが、曖昧なままが心地よいタイプ」
占い師の先生は、カードを見ながら静かに話した。
「彼の中には、あなたを完全に手放したくない気持ちがあります。
でも、深く関わる覚悟までは、まだ持てていないようです」
「あなたの方から“関係をどうしたいか”を言わない限り、
このまま何も変わらず、ずるずると続くでしょう」
その言葉は、まるで私の現状を映す鏡のようだった。
「もう少し様子を見よう」…それは、変わらないことを選ぶこと
先生の言葉のあと、私は思った。
“彼の答え”を待つんじゃなくて、
“私自身がどうしたいか”を決めるべきなんだって。
このまま、都合のいいポジションに甘んじるのか。
それとも、自分の幸せを取りにいくのか。
彼の気持ちは“見えない”けど、
私の気持ちは、もう“見えていた”。
私は、やっと一つの答えを出せた
「〇〇くんとは、もっとちゃんと向き合える関係になりたいって思ってた」
「でも、今のままだと、私の心が持たないから、一度ここで区切ろうと思う」
長いLINEを打って、震える指で送信を押した。
後悔はしていない。
これは“嫌いになった”わけじゃない。
“自分を大切にしたかった”だけ。
▼彼の気持ちが見えなくて不安なとき
曖昧な関係に苦しんでいるあなたへ。
優しい言葉に期待してしまう気持ち、わかります。
でも、“本当の愛”は、曖昧なまま続きません。
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＼「彼の気持ち、本音でどう思ってるの？」／
見えない心の距離が、カードと声で少しずつ近づいていきます。
