第6章：決断のとき
あの日、私は決心して悠也に会いに行った。
お気に入りのカフェの静かな個室を予約し、いつもとは違う緊張感を胸に抱えながら待っていた。
彼が現れた瞬間、胸が高鳴り、声が震えそうになる。
「話があるんだ」
私は目をじっと見つめ、ゆっくりと言葉を紡いだ。
「私たちの関係、どう考えてるの？」
悠也は一瞬言葉に詰まった。
そして、深く息をついて、正直な気持ちを話し始めた。
「正直、付き合うって言葉が怖かったんだ」
「でも、君のことは本気で好きだよ」
その言葉は胸に染み渡った。
不安に押しつぶされそうだった日々が、一瞬にして光を帯びた。
第7章：新しい一歩
その日から、私たちの関係は少しずつ変わり始めた。
悠也は連絡も積極的になり、未来について話し合うことも増えた。
もちろん、すべてが順風満帆というわけではなかった。
不安や迷いはまだ消えないけれど、ふたりで乗り越えようとする気持ちがあった。
私は自分を大切にすることを忘れず、彼とも向き合う決意をした。
エピローグ
今でも夜になると、不安が胸を締めつけることがある。
でもあの電話占い師の言葉と、悠也との話し合いがあったからこそ、私は前を向けている。
誰にも話せない悩みを抱える人は多い。
そんな時は、専門家に話を聞いてもらうことも一つの選択肢だと、私は伝えたい。
