──彼はスマートに割り勘派、私は“奢られるのが当然”だと思ってた？
恋愛初期、デート代の支払いでモヤモヤした経験はありませんか？
男性がサラッと「割り勘でいいよ」と言った瞬間、心のどこかで「え？」と戸惑ったり、逆に女性側が「奢られるのが当たり前」と思っていたり…。
この「お金の使い方」は、男女の価値観のズレが如実に現れる代表的なテーマだ。
男性にとっては、割り勘や均等支払いは“フェア”の象徴。
自立した関係を築くうえで、負担を分かち合うことは大切だと考えている。
一方、女性にとっては、奢られることは「大切にされている証」や「特別扱い」のサインだったりする。
つまり、お金は単なる支払い以上の「愛情表現」でもあるのだ。
このズレは、家庭環境や育った文化、世代によっても大きく異なる。
例えば、親世代が男性が奢ることが“当たり前”だった人と、
共働きや男女平等が進んだ現代では意識が違うのは当然のこと。
ここで大切なのは、互いの考え方を尊重し、話し合うこと。
彼にとっての“フェア”と、あなたにとっての“特別感”がどこにあるのかを理解し合おう。
たとえば、
「普段は割り勘でも、特別な日は奢ってほしい」
「私も自分の分は払いたいけど、あなたの気持ちも知りたい」
こんなふうに素直に伝えることで、誤解や不満を防げる。
また、支払いをめぐる“見返り”を期待しすぎないことも重要。
恋愛はサービスのやり取りではなく、お互いの尊重と信頼が土台だから。
もし価値観が合わない場合は、
「私にとって大切なこと」を大事にしつつ、相手のスタイルも受け入れるバランスを探そう。
そうすれば、お金のことでイライラする代わりに、
デートの時間や気持ちのほうにもっと集中できるはず。
恋愛の価値観のズレは、決して悪いことではない。
むしろ、お互いを深く知るための“スパイス”だと思って楽しんでみて。
