名前：真理子（まりこ）／33歳
職業：看護師
婚歴：未婚
居住：神奈川県
既婚者の彼と出会ったのは、職場の飲み会だった
彼は、医師だった。
私が勤める病院の系列クリニックに勤めていて、当時は年に数回、顔を合わせる程度だった。
きっかけは、送別会のあと。
2人きりで飲みに行って、連絡先を交換した。
「奥さんとはうまくいってない」
「子どもが生まれてから、ただの同居人みたいで…」
彼の言葉に、私は同情してしまった。
気づけば、関係は始まっていた。
「いつか離婚する」その言葉を、3年も信じていた
彼と過ごす時間は、いつも優しかった。
私の誕生日も、クリスマスも、可能な限りそばにいてくれた。
「あと少し待ってて」
「子どもが中学に上がるタイミングで、ちゃんとするから」
そんな言葉を信じていた。
でも、3年経っても、彼の家庭は何も変わらなかった。
友達には誰にも話せない
職場では「そろそろ結婚しないの？」と聞かれる。
友達には「いい人いないの？」と聞かれる。
でも私には、胸を張って話せる“彼氏”がいない。
一緒に歩くこともできない。
スマホの写真フォルダにも、彼とのツーショットは1枚もない。
何をしてるんだろう、私。
でも、やめられない。
そんな葛藤が、夜になると襲ってくる。
「不倫なんてやめたほうがいい」そんなの、自分が一番わかってる
検索履歴は、「不倫 やめたい」「不倫 依存」「既婚者 嘘ばかり」
そんなワードばかりになっていた。
答えはもう分かってる。
「彼を手放すしかない」って。
でも、別れを切り出すと泣かれる。
「お前がいないとダメなんだ」って、引き止められる。
私は、ただの都合のいい女なのか。
それでも、「誰かのものでも、彼が好き」って、思ってしまう自分が苦しかった。
誰にも話せない。でも誰かに聞いてほしかった
ある夜、ついに涙が止まらなくなった。
声を上げて泣くなんて、いつぶりだろう。
「助けて」
心の中で、誰かにそう叫んでいた。
そんなとき、目に入ったのが【ココナラ電話相談】の広告だった。
実名レビューを読んで、勇気を出して電話してみた
「不倫の悩みって、誰にも話せない」
「つらい恋を終わらせたいけど、やめられない」
「彼の本音が知りたい」
そんな口コミを見て、共感の涙が止まらなかった。
レビューの中で名前をよく見かけたのが、「綾乃（あやの）先生」。
不倫や複雑な恋愛の相談実績が豊富で、評価も高い。
怖かったけど、初回3,000円無料だったので、思い切って電話してみた。
「愛されてるって錯覚してただけかもね」先生の言葉にハッとした
綾乃先生は、ゆっくりとした口調で私の話を全部聞いてくれた。
途中、涙で言葉にならないときも、黙って待ってくれた。
そのうえで、こう言ってくれた。
「真理子さんは、ちゃんと“彼の言葉”じゃなくて“行動”を見てる？」
「好きだよって言われるより、“離婚する”って行動がなかったら、それはただの慰めかもしれないね」
…それ、言われたくなかった言葉だった。
でも、心の奥底ではずっとわかっていたことだった。
「やめた方がいい」じゃなく、「自分を守って」って言われた
最後に綾乃先生は、こんなふうに言ってくれた。
「不倫を責めたいわけじゃないよ。でも、あなたの未来に彼はいない。
今、あなたを泣かせてる人を、“運命の人”だと思わないでね」
優しくて、でも核心を突いた言葉だった。
電話を切ったあと、私は初めて「この恋を終わらせよう」と決めた。
ちゃんと泣いて、ちゃんと自分の気持ちを受け止めて。
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・いつまで待てばいいかわからない
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泣いていい。
心が壊れる前に、誰かに頼ってください。
