名前：真理（まり）／32歳
職業：保育士
婚歴：未婚
居住：大阪府
最初は、楽しかった。ただ「誰かと繋がりたかった」だけだった
マッチングアプリを始めたのは、寂しさからだった。
コロナ禍で人と会う機会も減り、職場と家の往復。
友達もみんな結婚していき、気軽に飲みに行ける相手もいなくなった。
「とりあえず話し相手がほしいな」
そんな軽い気持ちで、アプリに登録した。
彼との出会いは、偶然じゃなくて「必然」のように思えた
最初にマッチした彼は、3歳年上の営業職。
写真も自然で、文章も丁寧。会話のテンポも合って、毎晩LINEでやりとりしていた。
初めて会ったときは、駅前のカフェ。
笑顔がやわらかくて、「話しやすい人だな」と思った。
帰り道、彼から
「すごく楽しかった。また会いたい」ってLINEが来て、心がじんわり温かくなった。
でも、2回目・3回目と会うたびに、何かが変わっていった
最初の頃の連絡頻度は、1日何通もあった。
けど、3回目のデート以降、急に返信が遅くなった。
朝に送ったLINEに、返信が来るのは夜。
会っているときは優しいのに、家に帰ると“放置”されたような気分だった。
「疲れてるのかな」
「仕事が忙しいだけかも」
…そう思いたかった。
でも、スマホの通知が鳴るたびに、彼じゃないとわかるとがっかりしてしまう自分がいた。
「私って、都合のいい存在？」そう思い始めた
デートの誘いも、最近はいつも急だった。
「今夜、会えない？」
「明日、空いてる？」
私の予定なんておかまいなし。
会えば体を求められて、それも断れなかった。
「彼に嫌われたくない」
「これで繋がっていられるなら…」
でも心の奥では、ずっと「これって本当の恋愛なの？」って問いかけていた。
友達に相談したら、「やめた方がいいよ」と一言で片付けられた
勇気を出して、友達に相談してみた。
でも返ってきたのは、
「あー、それ絶対遊びだよ」
「そんな男やめときなよ」
…うん、たぶん正論。
でも、心は納得してくれなかった。
だって彼の前では、私はちゃんと“女”でいられた。
好きになってしまった気持ちは、もう止められない。
誰にも言えないこの気持ち。ふと目に留まった「電話相談」の広告
ある夜、枕元で泣きながらスマホをいじっていたとき。
ふとInstagramの広告に目が留まった。
「誰にも話せない恋の悩み、ありませんか？」
「占い×カウンセリング。今すぐ誰かに話せる」
【ココナラ電話相談】というサービスだった。
初回3,000円分無料で、匿名・顔出し不要。
レビューも多く、「安心して話せた」「的確なアドバイスがもらえた」と書かれていた。
夜中1時。
誰にも言えないこの気持ちを、話してみたくなった。
占い師・紬（つむぎ）先生。まるで、心を見透かされてるみたいだった
電話に出たのは、柔らかい関西弁の女性。
落ち着いた声で、ひとこと目にこう言われた。
「心、ずいぶん疲れてるね。ずっと我慢してたでしょ？」
その瞬間、涙がこぼれた。
彼とのやり取り、会っているときの様子、今の気持ち。
紬先生は、すべてを受け止めてくれた。
カードが示したのは、「彼はあなたに本気じゃない。でも、悪気もない」
紬先生は、タロットカードを使って、彼の気持ちを見てくれた。
「彼は“本気の恋”ではなく、“癒し”を求めてる状態」
「あなたに好意はあるけど、それは“都合の良い存在”という意味での好意」
ズバリ言われて、胸がギュッと締めつけられた。
でも、それと同時に、どこかで安心している自分もいた。
「どうしたらいいですか？」と聞いた私に、先生がくれた言葉
紬先生は、こう言った。
「大切なのは、彼に“どう思われるか”じゃなく、“あなたがどう扱われたいか”」
「連絡が来るかどうかに心をすり減らす恋じゃなくて、あなたの気持ちをまっすぐ受け止めてくれる人が、必ずいる」
そう言われた瞬間、心がふっと軽くなった。
私は、私の価値を見失っていた
好きになるって、苦しいことじゃない。
でも、自分を犠牲にして続ける恋は、どこかで“心が削れて”いく。
今なら、やっと分かる。
彼が悪いんじゃない。
でも、それ以上に「私は、私自身をもっと大切にしてよかった」んだ。
▼マッチングアプリで出会った彼に振り回されてるあなたへ
・連絡が減ってきて不安
・会えば優しいけど、付き合う話が出ない
・「私って遊ばれてる？」と感じている
・でも、まだ嫌いになれない…
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“恋をする自分”を責めないで。
でも、“大切にされない恋”を続ける必要もない。
あなたは、もっと愛されていい。
